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ハゼちゃん

​縁があり、トビハゼを飼っております。水中と陸上において魚類はどのような形をして環境に適応しているのか、という研究を行うためにトビハゼを入手しようとしたら、あまりにもかわいくて・・・。これ飼えるのかしら??ちょっと飼ってみよう、というのがきっかけでした。

以前私は海のそばの研究所でアサリの飼育実験をしておりました。しかし、自宅においては淡水の管理しかしたことがなかった私。ずっと海の生き物を飼いたいと思っておりましたが、とうとう海の生き物飼育デビューとなりました。

トビハゼを初めて見たのは、子供の頃に訪れた葛西臨海水族園でした。多くの魚が水中を泳いでいるのに対し、胸鰭等を使用して陸をぴちぴちと這うトビハゼの姿はとても斬新で、動きが面白く見入っておりました。

名前はひねりがなく、「ハゼちゃん」。

干潟性ハゼ類のため、陸地と水中の両方の環境を作らねばらなりません。特に本種トビハゼは、干潟性ハゼ類の中でも陸域を好む種類。広い水槽を用意し、陸域と水域の両方をセット。泥干潟に生息するため、底質は泥にしたいのですが、掃除が大変&サンゴ砂等を使用している水族館もあったため、底質は砂にしてみました。そして、ハゼちゃんたち投入。

飼育しているのは4匹です。

一つの水槽中に4 匹すべてを入れたところ、大きな一匹が陸域を独占し、他のハゼを追い払っているではありませんか・・・。うーむ・・・。自然は厳しい。自然も厳しい。

このまま放置してもよかったのかもしれませんが、

強い1匹を他の水槽に移し、3匹の水槽&1匹の水槽としました。

陸域もあるのにエアレーションの上が好きなようで、よく場所の取り合いになっています。

餌は冷凍赤虫等をあげており、たくさん食べてくれます。

トビハゼはなんといっても、水槽側面に張り付く姿がとてもかわいいのです。「腹びれ」で水槽に張り付き、ぱっちりした目でこちらを見てくると、飼い主はノックアウトされます。

かわいい。

かわいい。

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