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イカの研究をしています。特にコウイカのなかま(コウイカ科)に焦点を当てています。
なぜその形をしているの?
・その形にはどんな良いことがあるの?
​・どのように環境と関わっているの?
​形の意味を読み解き、イカが海の中でどのように生きているのかを探っています。
生き物の基礎的知見の蓄積は、海洋環境や水産資源の保全にとって重要となります。

[イカが歩くための形]
ハナイカ はとても不思議なイカです。多くのイカは水中を泳ぎますが、ハナイカ は、まるで四足動物のように海底をゆっくり歩くのです!海の中は水の流れや浮力があるので、体を安定させて歩くことが難しい場所です。では、ハナイカ はどうやって海底を歩いているのでしょう?海中を歩くための体の構造を調べています。(Omura, 2019; Omura et al.,2022;2023)

[イカが餌を獲るための形]
イカ 類は2本の長い触腕と8本の腕を使って獲物を採ります。獲物を見つけると、触腕を素早く獲物に伸ばして、あっという間に捕えます。触腕で捕まえた獲物は腕で抱え込んで口に運んで食べるのです。この素早く伸びる触腕、いったいどんな仕組みで伸びているのでしょう?触腕がどのような形で伸縮しているのかを調べています。(Omura and Ikeda, 2022; Omura,2023)

[イカが交接するための形]
イカ類のオスは交接の際、交接腕とよばれる腕で精莢(精子の入ったカプセル)を掴み、メスに渡します。しかしその形態や使い方にはまだ不明な点が多く残されています。本研究ではコウイカ類の交接腕の機能について、解剖や観察を主に様々な手法を用いて調べています。(Omura et al., in press)

過去の研究

[ハゼ やアサリなども・・・]
水陸​両方に住むための形についてハゼ やイモリ(淡水)などを調べました。また、その前はアサリがどのような仕組みで餌を食べているかも調べていました。
(Omura et al.,2014; 2015, Omura, 2018)

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